8週間コース
2時間/週 x 8回のセッションへの参加に加え、ホームワークを行うことで、マインドフルネスの理解を深め、習慣化するコースです。
プログラム概要
マインドフルネスは、日本マインドフルネス学会では「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」と定義されています。私たちは、すでに起きて変えようのない過去にくよくよしたり、まだ起きていない未来に不安を抱えながら暮らしています。人間は、物事をネガティブに考える傾向があり、その状態に気が付かずに、どんどんと深みにはまっていくことがあります。マインドフルネスプログラムを通じ、参加者は心のパターンをはっきりと見つめ、そして自分が思考や感情にとらわれた際にそれを認識する方法を学びます。苦痛を与えるものと戦わなくても良い方法を学び、過去について反芻したり、将来について案じたりすることなく、現在の瞬間と接触し続ける方法を学習します。
プログラムは毎週2時間のセッションを8回受けることにより進められます。セッションの間の6日間は、ホームワークが求められ、これを通じて、セッション中に得られたマインドフルネスの考え、体験をより深く自分のものとして体得することになります。ホームワークは少しの時間であっても、できるだけ毎日取り組むことが推奨されます。
セッション中またはホームワークで感じたことを参加者と(差し支えない範囲で)共有することで、より学びを深めることを目指します。
自動操縦状態から離れ、自分自身を見つめる8週間。まず自らの心を整えることで、人生を変えていきます。学び、自ら実践し、共有するサイクルを通じ、自らの深いところに落とし込む、学びの時間です。
マインドフルネスは、日本マインドフルネス学会では「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」と定義されています。私たちは、すでに起きて変えようのない過去にくよくよしたり、まだ起きていない未来に不安を抱えながら暮らしています。人間は、物事をネガティブに考える傾向があり、その状態に気が付かずに、どんどんと深みにはまっていくことがあります。マインドフルネスプログラムを通じ、参加者は心のパターンをはっきりと見つめ、そして自分が思考や感情にとらわれた際にそれを認識する方法を学びます。苦痛を与えるものと戦わなくても良い方法を学び、過去について反芻したり、将来について案じたりすることなく、現在の瞬間と接触し続ける方法を学習します。
こんな方へ
- ストレスから解放する方法を学びたい方
- イライラ、不安を解消したい方
- 感情の整え方を持ちたい方
- 静かな時間を持ちたい方
- おもいやりの力を育みたい方
- 自己認識力を高めたい方
- 毎日の生活に充足感を持ちたい方
- 悩んでも仕方がないことにくよくよをするのやめ、いまできるベストに集中する力をつけたい方
- 職場のチームワーク向上のヒントを得たい方
- 自分の感情を扱う方法を学び、EQを高めたい方
- 仕事やプライベートでの不安とうまく付き合う方法を学びたい方
- ヨガインストラクターとしてより学びを深めたい方
トレーニングの流れ
受講生の方は毎週1回、2時間のセッションにご参加いただき、次回までの6日間の間は、各自で練習を行っていただきます。
この8週間を経験することで、新しいものの見方、世界とのかかわり方をしっかりと身につけることを目指します。
このトレーニングを通じ、自動操縦状態にある自分に気づきます。車を運転しているとき、気がついたら目的地についていたということはありませんか。日常の生活では、同様の自動操縦状態があらゆるところで起きており、それが自分の思考をネガティブなサイクルに導く一因となります。そしてわき上がる思考は事実ではなく、思考と行動の間にあるスペースに気が付くことで、自分自身の感情の取り扱いを学びます。
上記のロジックを学ぶとともに、身体感覚や五感を取り戻すワークを通じ、実感として日常生活で生かせる技術を身に着けていきます。
備考
当ワークショップは医療行為ではありません。精神科、心療内科に通院中の方、またはそれに準じるかたは事前にご相談ください。
3 days リトリート
非日常空間に身を置くことで、深くマインドフルネスを体験します。2日目は終日サイレントとなり、自分の五感が研ぎ澄まされることを感じることができます。(※リトリートによっては、一日の一部がサイレントとなることがあります)
プログラム概要
マインドフルとは、から始まり、マインドフルネスの理論と実践、身体感覚を取り戻すヨガ&ボディスキャン、味わい深い地元野菜による食事を通じ、心身をリセットします。2日目は主に終日サイレントとしてプログラムが組まれ、普段ではなかなか味わえない、自分と向き合う時間となります。期間中、原則として携帯電話やデジタル機器は使用を控えていただき、五感を取り戻す機会とします。また飲酒、喫煙もできません。
終了後は、配布される『心を整えるノート』により、21日間のフォローアップ期間が設けられており、3日間の学びを定着させる取り組みが行われます。
小さな島のオリーブ畑
大村湾に浮かぶ島で、日常から離れ心を見つめなおします。鳥の声や、湿った土の感触、風に揺られる木々の音を感じ、自然の中に生きる人間としての五感を取り戻す時間です。
邦久庵
建築家、池田武邦先生が、自然との共生をテーマに長崎県西海市西彼町に立てた庵。海と陸の境目に建ち、地元の素材を使って建てられた茅葺建築。応量器を用いて一口ずつ味わう食事は、食とその奥に広がる世界とのかかわり方を、一変させます。
オリーブの島で過ごす3日間。非日常空間で座り、歩き、自然のなかで五感を取り戻す時間。デジタル機器から離れ、自らの気づきを育てます。一呼吸一呼吸を大事に、自分の時間を大切に過ごす時間。穏やかな大村湾を見つめながらのマインドフルネス瞑想です。
開催のお知らせ
GoogleやIntelといった米国企業でストレス軽減、生産性向上等を目的に導入されているマインドフルネス。2016年5月GWにオリーブの島で開催し、好評を得ました3日間のマインドフルネスサイレントリトリート。再び、オリーブの島で開催します。静かな大村湾湖面を見つめながら、自らの心を整える3日間です。
なお、当コースはマインドフルネス初級Level-1プログラムとなっていますので、マインドフルネス未経験の方も予備知識無くご参加いただけます。
Mindfulness “Kuu”
健康で自分の能力を発揮するためには、心の鍛錬にとどまらず、土台である身体の整え方も学ぶ必要があります。これまで睡眠改善コンサルティングで培ってきたノウハウに加え、Mindfulness ”Kuu”では、マインドフルネスやヨガをベースに身体と心を整える方法、眠りと生産性、ストレスからの回復力を学び、その上で前向きに進んでいける力、思いやりを持って物事を実現していく力を育てていきます。
前回GWリトリート@オリーブの島ご参加者の声
事前事後のストレスレベル(10段階自己評価)
事前平均 5.6 ポイント
事後平均 1.5 ポイント
事後幸福度 8.7 ポイント(10段階評価)。
参加しての気づき(一部要約)
- (サイレントな1日を終えて)雑音の多い日常で五感が鈍っていることが分かった。
- 自分自身に否定・ダメ出しをせず優しくできることができるようになった。自分が穏やかで優しい気持ちになれることに気付いた。3日間あったので、気づきを自分に落とし込んでいくことができた
- 瞑想とは、今ここに意識を合わせることにより、心の波立ち(感情や思考の乱れ)から自由になることなのだと分かった。
- ゆっくりと食事を味わうことにより、日ごろ気づかない満足感や充足感に気づいた。早く寝ると早く起きるということに気が付いた。
- 取り組みたいと思っていた瞑想を始めるいい機会になった。野菜だけの食事もとてもおいしかった。日常でも少しでも取り組んで、自分をしっかりもって生活できるようにしていきたい
- 目の前にある事柄や問題にとらわれがちになるが、少し離れて観察してみることを試したい。自分にも、周りの人にも(特に会社の部下や後輩)、海に向かって瞑想した時のように、優しく穏やかな目線で見ることをやって行きたい。
1日目 9:00集合
- マインドフルネスとは?
- マインドフルネスの効果とロジック
- 身体の使い方(立方、座り方、土台、芯の作り方、バランス、目線)
- 座る瞑想
- 心の整え方(思考、情動、感情の付き合い方)
- 集中する瞑想
- 価値観に気づくワーク
- シンギングボウル瞑想
2日目(終日サイレント)
- サイレント開始
- 呼吸法・朝ヨーガ
- 集中する瞑想
- 歩く瞑想
- 愛とやさしさの瞑想
- ヨガ二ドラ
3日目 11:00解散
- 呼吸法・朝ヨーガ
- 座る瞑想
- 愛とやさしさの瞑想
- 前向きに進んでいける瞑想
- サイレント終了
- シェアリング
※プログラム内容は、一部変更になる可能性があります。
マインドフルネスヨガセラピー
ゆったりとした動きの中で、「気づきの力」を育んでいくクラスです。身体感覚に意識を向けながら、思考、感情の沸き起こる瞬間を掴み、物事をありのままに観る力、自動思考に巻き込まれない力を養います。
マインドフルネスヨガセラピーについて
マインドフルネスは、今この瞬間の体験に意識を向け、ありのままを観る「気づき」のトレーニングです。マインドフルネスヨーガセラピーでは、通常のヨガクラスよりも、「気づきの力」に焦点をあててトレーニングしていきます。
ゆったりとした動きの中で、今この瞬間にある、身体感覚、思考、感情、それぞれが沸き起こる小さな瞬間を捉えられるように練習していきます。この練習を続けることにより、日常生活の中で、思考や感情などに引き込まれずに、思考や感情が心の中で起こっていることとして眺めることができるような力を育みます。
ヨガ講師の方へ
マインドフルネは、本来のヨガが目指すところに類似しており、実際の練習においても、その手法として呼吸や身体感覚を用いる点で、ヨガと非常に親和性が高く、Mindfulness Based Stress Reduction Program(MBSR:マサチューセッツ大学医学部により開発された8週間のプログラム)でもヨガが取り入れられています。ヨガとマインドフルネスは、それぞれの学びが、双方向にポジティブに学びを深める効果が期待できます。ヨガインストラクターの方々も、ヨガの本質を伝えるにあたり、角度を変えた手法としてマインドフルネスを取り入れることにより、より的確なインストラクションに取り組むことができます。
当センターでは、マインドフルネスヨガセラピーの講師養成講座も開講予定にしております。お気軽にお問合せください。
企業向け研修
企業様の重点課題に応じ、カスタマイズしたメニューをご提供します。場所も、御社会議室から郊外の施設まで、時間と費用に応じたプログラムの相談を承ります。
GoogleやIntelといった米国企業でビジネスの現場で用いられているマインドフルネスは、企業経営においても積極的に活用することで、生産性を上げることが期待できます。
具体的には以下のようなものが挙げられますが、当センターでは企業様の重点課題により、カスタマイズしたメニューをお届けします。場所、時間、フォローアップ期間等についてもご相談承ります。
ストレス低減
経営者も従業員も、日々の仕事においてストレスにさらされています。それらは、すでに起こってしまって変えようのない過去や、まだ起きていない未来に起因します。実際には、我々がコントロールできるのは今ここにしかありません。今ここに意識を向ける訓練を通じ、余計なストレスから距離を置きます。また、ストレスの原因となる思いが浮かんできたときには、それをただありのままに受け入れることで、穏やかな気持ちでストレスに対処することができます。
レジリエンス(回復力)向上
鋼鉄のように「何物にも負けない心」ではなく、しなやかで折れない心を育てます。そのために重要なのは、わき上がる思いをそのまま価値判断せず受け止め、認めることです。そして、思考は事実ではないことに気が付き、ネガティブな思考から距離を置き、合理的に次の一手を検討します。この思考パターンがレジリエンスを高めます。
判断力向上
Insead Business Schoolの研究によると、マインドフルネスにより、サンクコストバイアス(すでに起きて取り返しがつかないことにより引きずられ、非合理的な判断をしてしまうこと)を低減できるとされています。
集中力向上
呼吸に意識を向ける練習を通じ、雑念が湧いたときにそちらにとらわれずに、意識を望む方向に向ける力が養われます。オフィスにとどまらず、仕事の中で一見単調であるが、ミスの許されない現場作業においても、この集中力が生かされます。
心を込めた仕事
ティクナットハン師は著書の中で「皿を洗うために皿を洗う」ことの重要性を説いています。これは、皿を洗うことを「早々と終わらせてしまうべき雑用」と見るのではなく、ただ意識を集中して心を込めて「皿を洗うために皿をあらうこと」によって、その時間を充実させるとします。日常の業務でも、一見単調な接客、掃除、電話応対、あらゆるところで心を込めて行うことで、お客様への好感度が上がるとともに、従業員自らの充実感も高めることができます。
コミュニケーション能力
マインドフルネスは他人への思いやりを育てる訓練も含まれます。これにより、他人とのコミュニケーション、チームワークの向上が期待されます。
現状把握力
先入観や思い込みは、過去の経験がもたらす判断であり、また、未来の不安などがもたらす精神作用です。マインドフルネスでは、今ここに意識を集中し、あるがままに見る訓練を積みます。これが状況を正しく判断する能力につながります。
EQの向上
Googleでマインドフルネスをプログラム化したチャディー・メン・タン氏および共同開発者のダニエル・ゴールマン氏によると、マインドフルネスのトレーニングがEQを高めるとされます。EQは心の知能指数とも呼ばれ、ゴールマン氏によると自己認識、自己規制、動機づけ、共感、社会的技術からなります。Google社のSIYプログラムはこのEQを高めることを主な狙いとしています。
その他
マタニティの方、受験生など、不安や緊張とうまく付き合いたい方、思いやりや共感といったEQを高めたい方、ご相談承りますのでお気軽にご相談ください。
マインドフルネスは、今ここに意識を向ける気づきの状態をさします。これにより、思考に取り込まれた自動操縦状態を抜け出て、自らを客観的に見つめることが可能となり、不安、イライラ、恐れ、悲しみ、怒りなどへの対処力を高めます。
この応用により、職場における人間関係、夫婦関係、親子関係といった人間関係、高校受験・大学受験のストレスやプレッシャーへの対処、妊娠出産を控えた不安、接客業におけるお客様への共感能力向上、など、いろいろな応用が考えられます。
また、飲食においては、味わい、本当に身体が求めるに応じた量を摂取し、食事ができることに感謝することを通じ、適度な量の摂取がコントロールが期待できます。
家庭生活では、食事の準備、皿洗い、掃除、洗濯など、すべてに心を込めて行うことで、それらの仕事が「時間を費やす作業」から、「心を込めて行う意味深いもの」へ変わるという、世界への関わり方の変化を体感することができます。